今週も新しいビルドのリリースが行われました。
そして、めでたく第1回Windows Server 2016のInsider Previewが開始されました。
Build 2017で予告されたWindows Server Insiderが今日、Fall Creators Updateビルドでリリースされました。
そして、今回のビルドナンバーはClient:16241、Server:16237、Mobile:15230です。
Client & Mobile
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16241 for PC & Build 15230 for Mobile
Server
Announcing Windows Server Insider Preview Build 16237
また、明日から(太平洋標準時7/14)一週間、Fall Creators Update のバグバッシュがあります。是非ご参加ください。
クライアント側であるWindows 10の新機能を紹介します。
まず、Windowsのシェルが改善されました。
ロック画面のPINリセットやFDSのアクリルが改善されています。
PINでは、Azure Active Directory Premiumまたは、Microsoft Accountを使用していて、ログインできなくなった場合、「PINを忘れた場合」をクリックすると、AADまたはMSAに沿ったリセット方法が表示され、その手順に従ってリセットします。その後、新たな資格情報を設定し、それを使ってログインできます。
アクリルの改善では、フィードバックに対応し、アクリルのノイズレイヤーの部分が柔らかくなっています。
次に、ゲームの改善です。
Xbox Liveのゲーム内でのプロフィールカードが動作しない問題が修正されました。また、放送中にゲームバーがクラッシュする問題も修正されました。
3つ目は、タスクバーの改善です。
GPUセクションのでサインが、変更されました。
Edgeプロセスのラベルがタブのタイトル単位から、Edgeに関連するプロセス単位になり、分かりやすくなりました。
その他にも、タスクマネージャーの改善がされています。
4つ目の、Mixed Reality体験の改善では17個の大きな改善がなされています。
詳しくはWindows Insider flight notesを参照してください。
5つ目は、コンテンツとアップデートの配信の最適化です。
これは、P2Pと呼ばれるものですが、あえてP2Pと呼ばないでおきます。
今回のビルドでは、配信の最適化における詳細な設定が可能になっています。
ダウンロード時の使用できる帯域を制限することができるようになったり、1か月にアップロードできるファイルサイズを制限することもできたりします。
また、アクティビティモニターでは、使用した通信を監視することができ、Windows UpdateやWindows Storeを含め、全体を監視できます。
ただし、データが反映される時期は毎月1日なので注意が必要です。
6つ目はWSLのUWPパッケージ化です。
ついにUbuntu、SUSE Linux Enterprise Serverが、リリースされました。
ただし、Windows Storeで利用できるのは16215以降なので、正式版ではコマンドラインのみです。
また、OpenSUSEとFedoraは、まだ利用できません。
詳しくはUbuntu now available from the Windows Store!を参照してください。
そして、今度は待ちに待ったServer 2016での新機能です。
まず、不揮発性メモリからVMを作成することができるようになりました。
HDDやSSDに作成されたNTFSのパーティションに直接アクセスできます。
次に、バッテリーパススルーが追加されました。有効にするには、PowerShellのSet-VMコマンドレットの-BatteryPassthroughEnabledで有効にできます。
その他、時間やネットワークの改善がなされています。
Windows ServerのInsider Preview Buildをダウンロードするには、
Insider Programに参加し(Businessを含む)、ISOイメージをダウンロードしてください。
Windows Server Insiderで使用できるプロダクトキーは、上記ブログ記事にて記載されているので、そこを参照してください。また、Insider Previewをインストールすると、Feedback Hubが自動的に追加されるので、ご活用ください。
変更点とバグ修正点(Clientのみ)
・InPrivateセッション時にWebサイトをタスクバーにピン止めするアイコンをグレーアウトにし、使えないようになった
・サードパーティ製のファイアウォールによってWindows Defenderセキュリティセンターが「予期しない」状態になることがある問題
・特定のラップトップで、バッテリー状態が更新されない問題
・ファイアウォールを使用するアプリケーションで、再起動するまで応答しなくなる可能性がある問題
・Surface Dial UIが表示されない問題
・個人ファイルを保持しながらPCのリカバリーをしようとすると、1%で失敗する問題
・EdgeやフォトアプリなどのUWPアプリの信頼性の問題
・Storage Spacesの問題
>問題が解決したかどうかをお知らせくださいとのことです。
・音楽ファイルを再生しようとすると、Windows Media Playerにクラス登録エラーが表示される問題
・タッチキーボードを使用中、文頭にカーソルをおいても大文字のキーを自動的に表示しない問題
・ストレージ設定で実際のサイズの2倍のCドライブのサイズが表示される問題
既知の問題
--Client--
・Gmail、Yahoo、AolなどのIMAPメールアカウントではMailアプリで同期されないことがある問題
・UWPアプリでディクテーションホットキー(WIN + H)を使用しようとするとうまくいかない問題
・ハイパーリンクを右クリックしたときにEdgeに表示されるリンクをコピーオプションが機能しない問題
・Originオーバーレイを使用するPCゲームにおいて、ゲームの動きがロックアップすることがある問題
・ビルドアップデート後、ネットワーク設定がデフォルトに戻る問題
・ディスプレイのスケーリングが100%を超えると、ヒットターゲットがシェルのさまざまな部分とやり取りするときにオフセットされるバグが発生する可能性がある問題
・一部のアプリでUIが正しく表示されない問題
・Windows Defender Security Centerの使用時、UIがクラッシュし、制御されたフォルダへのアクセス、脅威履歴と除外項目を構成および一覧表示することができなくなる問題
--Server--
・一部のPowerShellモジュールとコマンドレットがしようできない問題
・(Windows 10で発生).NET Framework 3.5がインストールされている環境で、ビルドアップデートが失敗する問題
>.NETをアンインストールし、ビルドアップデート完了後にもう一度インストールし直してください。
・一般的な64ビットチップアーキテクチャを使用するデバイスの中には、予期しないエラーでビルドアップデートできない問題
・WindowsファイアウォールAPIライブラリ(FirewallAPI.dll)のアプリケーションハングエンドタスクエラー(0xCFFFFFFF)により、アプリケーションが応答しなくなる問題
・クラスタセットシナリオのエンドツーエンドテストを有効にするための主要な機能がいくつかある問題
・クラスタ内のボリューム修復中にGSoDが発生する問題
>ボリュームを1度削除し、もう一度作成し直す必要があります。
・EAPがサポートされない
・Hyper-V隔離されたコンテナのクローンサポートは機能しない問題
今回はWindows ServerがInsiderの仲間入りしてはじめてのビルドでした。
記事の書く量はそこまで増えてはいないものの、既知の問題の量は2倍になりました。
Windows 10とWindows Serverでは、既知の問題の種類が違うため必然的に書く量が増えました。
Windows ServerのInsider入りは、歓迎すべきことです。
これからは、ClientバージョンとServerと2つで試そうと思います。(Mobileはいつ戻ってくるのかは不明)
今回も、ビルドアップデート終了後、お知らせします。
では、また。
そして、めでたく第1回Windows Server 2016のInsider Previewが開始されました。
Build 2017で予告されたWindows Server Insiderが今日、Fall Creators Updateビルドでリリースされました。
そして、今回のビルドナンバーはClient:16241、Server:16237、Mobile:15230です。
Client & Mobile
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16241 for PC & Build 15230 for Mobile
Server
Announcing Windows Server Insider Preview Build 16237
また、明日から(太平洋標準時7/14)一週間、Fall Creators Update のバグバッシュがあります。是非ご参加ください。
クライアント側であるWindows 10の新機能を紹介します。
まず、Windowsのシェルが改善されました。
ロック画面のPINリセットやFDSのアクリルが改善されています。
PINでは、Azure Active Directory Premiumまたは、Microsoft Accountを使用していて、ログインできなくなった場合、「PINを忘れた場合」をクリックすると、AADまたはMSAに沿ったリセット方法が表示され、その手順に従ってリセットします。その後、新たな資格情報を設定し、それを使ってログインできます。
アクリルの改善では、フィードバックに対応し、アクリルのノイズレイヤーの部分が柔らかくなっています。
次に、ゲームの改善です。
Xbox Liveのゲーム内でのプロフィールカードが動作しない問題が修正されました。また、放送中にゲームバーがクラッシュする問題も修正されました。
3つ目は、タスクバーの改善です。
GPUセクションのでサインが、変更されました。
Edgeプロセスのラベルがタブのタイトル単位から、Edgeに関連するプロセス単位になり、分かりやすくなりました。
その他にも、タスクマネージャーの改善がされています。
4つ目の、Mixed Reality体験の改善では17個の大きな改善がなされています。
詳しくはWindows Insider flight notesを参照してください。
5つ目は、コンテンツとアップデートの配信の最適化です。
これは、P2Pと呼ばれるものですが、あえてP2Pと呼ばないでおきます。
今回のビルドでは、配信の最適化における詳細な設定が可能になっています。
ダウンロード時の使用できる帯域を制限することができるようになったり、1か月にアップロードできるファイルサイズを制限することもできたりします。
また、アクティビティモニターでは、使用した通信を監視することができ、Windows UpdateやWindows Storeを含め、全体を監視できます。
ただし、データが反映される時期は毎月1日なので注意が必要です。
6つ目はWSLのUWPパッケージ化です。
ついにUbuntu、SUSE Linux Enterprise Serverが、リリースされました。
ただし、Windows Storeで利用できるのは16215以降なので、正式版ではコマンドラインのみです。
また、OpenSUSEとFedoraは、まだ利用できません。
詳しくはUbuntu now available from the Windows Store!を参照してください。
そして、今度は待ちに待ったServer 2016での新機能です。
まず、不揮発性メモリからVMを作成することができるようになりました。
HDDやSSDに作成されたNTFSのパーティションに直接アクセスできます。
次に、バッテリーパススルーが追加されました。有効にするには、PowerShellのSet-VMコマンドレットの-BatteryPassthroughEnabledで有効にできます。
その他、時間やネットワークの改善がなされています。
Windows ServerのInsider Preview Buildをダウンロードするには、
Insider Programに参加し(Businessを含む)、ISOイメージをダウンロードしてください。
Windows Server Insiderで使用できるプロダクトキーは、上記ブログ記事にて記載されているので、そこを参照してください。また、Insider Previewをインストールすると、Feedback Hubが自動的に追加されるので、ご活用ください。
変更点とバグ修正点(Clientのみ)
・InPrivateセッション時にWebサイトをタスクバーにピン止めするアイコンをグレーアウトにし、使えないようになった
・サードパーティ製のファイアウォールによってWindows Defenderセキュリティセンターが「予期しない」状態になることがある問題
・特定のラップトップで、バッテリー状態が更新されない問題
・ファイアウォールを使用するアプリケーションで、再起動するまで応答しなくなる可能性がある問題
・Surface Dial UIが表示されない問題
・個人ファイルを保持しながらPCのリカバリーをしようとすると、1%で失敗する問題
・EdgeやフォトアプリなどのUWPアプリの信頼性の問題
・Storage Spacesの問題
>問題が解決したかどうかをお知らせくださいとのことです。
・音楽ファイルを再生しようとすると、Windows Media Playerにクラス登録エラーが表示される問題
・タッチキーボードを使用中、文頭にカーソルをおいても大文字のキーを自動的に表示しない問題
・ストレージ設定で実際のサイズの2倍のCドライブのサイズが表示される問題
既知の問題
--Client--
・Gmail、Yahoo、AolなどのIMAPメールアカウントではMailアプリで同期されないことがある問題
・UWPアプリでディクテーションホットキー(WIN + H)を使用しようとするとうまくいかない問題
・ハイパーリンクを右クリックしたときにEdgeに表示されるリンクをコピーオプションが機能しない問題
・Originオーバーレイを使用するPCゲームにおいて、ゲームの動きがロックアップすることがある問題
・ビルドアップデート後、ネットワーク設定がデフォルトに戻る問題
・ディスプレイのスケーリングが100%を超えると、ヒットターゲットがシェルのさまざまな部分とやり取りするときにオフセットされるバグが発生する可能性がある問題
・一部のアプリでUIが正しく表示されない問題
・Windows Defender Security Centerの使用時、UIがクラッシュし、制御されたフォルダへのアクセス、脅威履歴と除外項目を構成および一覧表示することができなくなる問題
--Server--
・一部のPowerShellモジュールとコマンドレットがしようできない問題
・(Windows 10で発生).NET Framework 3.5がインストールされている環境で、ビルドアップデートが失敗する問題
>.NETをアンインストールし、ビルドアップデート完了後にもう一度インストールし直してください。
・一般的な64ビットチップアーキテクチャを使用するデバイスの中には、予期しないエラーでビルドアップデートできない問題
・WindowsファイアウォールAPIライブラリ(FirewallAPI.dll)のアプリケーションハングエンドタスクエラー(0xCFFFFFFF)により、アプリケーションが応答しなくなる問題
・クラスタセットシナリオのエンドツーエンドテストを有効にするための主要な機能がいくつかある問題
・クラスタ内のボリューム修復中にGSoDが発生する問題
>ボリュームを1度削除し、もう一度作成し直す必要があります。
・EAPがサポートされない
・Hyper-V隔離されたコンテナのクローンサポートは機能しない問題
今回はWindows ServerがInsiderの仲間入りしてはじめてのビルドでした。
記事の書く量はそこまで増えてはいないものの、既知の問題の量は2倍になりました。
Windows 10とWindows Serverでは、既知の問題の種類が違うため必然的に書く量が増えました。
Windows ServerのInsider入りは、歓迎すべきことです。
これからは、ClientバージョンとServerと2つで試そうと思います。(Mobileはいつ戻ってくるのかは不明)
今回も、ビルドアップデート終了後、お知らせします。
では、また。