今週も新しいビルドがリリースされました。
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16232 for PC + Build 15228 for Mobile
今回のビルドはPC:16232、Mobile:15228です。
今回のビルドは、セキュリティー関連のものに手が加えられています。
機能に移る前に、インボックスアプリについて、アプリをアップデートした後、そのままビルドアップデートすると一時的に消えるという問題があります。
それは、ビルドアップデートのパッケージに含まれたアプリパッケージには、完全に機能が含まれていないということなので、完全な機能が含まれたアプリを受け取ってくださいとのことです。
今回の新機能は
最初に、Windows Defender Application Guard(WDAG)についてです。
WDAG使用中にもEdgeの機能を使用できるようになりました。
タブの保存やお気に入り登録、Cookie、パスワード保存などの機能を利用できます。
さらに、保存したデータは、WDAG内のみで利用でき、外部からはアクセスできなくなるため、利便性と安全性の両立ができます。
これらの機能をオンにするには、Edgeを終了し「ローカルグループポリシー→Windows コンポーネント→Windows Defender Application Guard」でオンにすることができます。
設定が終わったら、EdgeのWDAGセッションを開始させ、Webサイトをお気に入り登録します。
地味にウインドウが変わります。
1度Edgeを終了させ、もう1度Edgeを起動しWDAGセッションを開始させお気に入りを参照すると、きちんとWebサイトが登録されているのがわかります。
WDAGをまだ知らない方は、このビデオを参照せよとのことです。
次に、Windows Defender Security Center(WDSC)についてです。
Exploit Protectionが追加されました。
この機能はWindowsやその他のアプリケーションについての悪用されそうな脆弱性を検出しこれらの設定、管理などかできます。
ビルドアップデート後、WDSCのアプリケーションとブラウザのコントロールから設定できます。
Windows Defender Antivirusで、フォルダアクセス制御が追加されました。
これは、ランサムウェアからなどの脅威から、重要なデータを保護することができます。有効にする方法は「WDSC→ウイルスと脅威防止の設定→フォルダアクセス制御」のトグルスイッチをオンにするだけです。
この機能は、指定したフォルダの変更を監視し、ホワイトリスト方式でアプリケーションを追加し、それ以外の変更を許可されていないアプリケーションが、フォルダを変更した場合、ユーザーに通知し、注意を促します。
逆に、ブラックリストにのっているアプリに対してのフォルダの変更を通知するといった使い方もできます。
アプリをホワイトリスト(アクセスを許可するアプリ)に追加するには「制御されたフォルダのアクセスを許可する」から許可するアプリを追加することができます。
そして、保護したいフォルダを追加するには、「保護されたフォルダ」からフォルダを追加することができます。
また、初めから登録されているフォルダ(デスクトップ、ビデオ、ピクチャー、ドキュメントなど)の変更はできません。
ローカルネットワークに共有されているフォルダに対しても保護が可能ですが、環境変数とワイルドカードのサポートは次回以降のビルドになるようです。
変更点とバグ修正点
・.NET Framework 3.5がインストールされている環境で、ビルドアップデートが失敗する問題
・特定の言語がインストールされた環境でctfmon.exeが再起動ループに陥り、スタートメニューのUWPが起動できなくなる問題
・WDSC上で、推奨事項を表示しないオプションを実装する予定
・5分間のゲームプレイ後、Alt + TABを使用すると、Mass Effect 3を含む特定のゲームがクラッシュする問題
・Office 2016で、Inkを利用するとクラッシュする問題
・「Ctrlキー+Winキー+ Cキー」を利用しカラーフィルターをオン、オフすると設定が表示される問題
・EdgeのURLバーの入力時、補完がうまくいかない問題
>既知の問題:Cortanaが入力に追い付かず結果を順不同に返す問題があります。
・ウィンドウのDPIがシステムのDPIと等しくない場合、エクスプローラのリボンが正しくスケーリングされず、ぼやける問題
・ポーランド後の環境で、X、V、Qで始まるアプリがに間違って分類される問題
・新しい「動画再生設定」ページが「アプリ」カテゴリの下に表示され、動画とバッテリーのプルダウンが正しく表示されない問題
・XAML Acrylic Brushで、アプリが中断されている間にアクリルブラシを読み込もうとするため、Mapなどの特定のアプリが一時的にクラッシュする問題
・スタートメニューが希に点滅またはちらつく問題
既知の問題
・一部の環境でエラーコード0x80070643で、ロールバックされる問題
・特定のラップトップで、電源を切った状態であった場合、バッテリー状態が更新されない問題
・インボックスアプリが「ms-resource:」のような名前で、スタートメニュー列挙される問題
>名前が問題なだけで、使用には問題ないとのことです。
・一部のUWPアプリが起動時にクラッシュする問題
・Xboxのゲームエクスペリエンスが使用できなくなることがある問題
・データの初期化を伴うPCのリカバリーができない問題
>「設定→アップデートとセキュリティ→回復→このPCを初期状態に戻す」で、すべて削除を選択し、初期化しようとすると、再起動ループに陥るので、絶対にやらないことだそうです。
・タスクマネージャーの起動時にハングすることがある問題
今回は、セキュリティーに特化したビルドになりました。しかし、私から見たらWDSCのExploit Protectionと、フォルダアクセス制御ぐらいです。WDAGは、Enterprise専用の機能なので、一般には利用できません。
最近のビルドはやたらとビルドアップデートが失敗する既知の問題があり、毎回ぶち当たります。
今回は分かりませんが、引っ掛かるのではないかと思っています。
引っ掛かったらその時対策を考えたいと思います。
また、今回も例によってビルドアップデート結果をにお知らせしたいと思います。(成功しても失敗しても)
では、また。
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16232 for PC + Build 15228 for Mobile
今回のビルドはPC:16232、Mobile:15228です。
今回のビルドは、セキュリティー関連のものに手が加えられています。
機能に移る前に、インボックスアプリについて、アプリをアップデートした後、そのままビルドアップデートすると一時的に消えるという問題があります。
それは、ビルドアップデートのパッケージに含まれたアプリパッケージには、完全に機能が含まれていないということなので、完全な機能が含まれたアプリを受け取ってくださいとのことです。
今回の新機能は
最初に、Windows Defender Application Guard(WDAG)についてです。
WDAG使用中にもEdgeの機能を使用できるようになりました。
タブの保存やお気に入り登録、Cookie、パスワード保存などの機能を利用できます。
さらに、保存したデータは、WDAG内のみで利用でき、外部からはアクセスできなくなるため、利便性と安全性の両立ができます。
これらの機能をオンにするには、Edgeを終了し「ローカルグループポリシー→Windows コンポーネント→Windows Defender Application Guard」でオンにすることができます。
設定が終わったら、EdgeのWDAGセッションを開始させ、Webサイトをお気に入り登録します。
地味にウインドウが変わります。
1度Edgeを終了させ、もう1度Edgeを起動しWDAGセッションを開始させお気に入りを参照すると、きちんとWebサイトが登録されているのがわかります。
WDAGをまだ知らない方は、このビデオを参照せよとのことです。
次に、Windows Defender Security Center(WDSC)についてです。
Exploit Protectionが追加されました。
この機能はWindowsやその他のアプリケーションについての悪用されそうな脆弱性を検出しこれらの設定、管理などかできます。
ビルドアップデート後、WDSCのアプリケーションとブラウザのコントロールから設定できます。
Windows Defender Antivirusで、フォルダアクセス制御が追加されました。
これは、ランサムウェアからなどの脅威から、重要なデータを保護することができます。有効にする方法は「WDSC→ウイルスと脅威防止の設定→フォルダアクセス制御」のトグルスイッチをオンにするだけです。
この機能は、指定したフォルダの変更を監視し、ホワイトリスト方式でアプリケーションを追加し、それ以外の変更を許可されていないアプリケーションが、フォルダを変更した場合、ユーザーに通知し、注意を促します。
逆に、ブラックリストにのっているアプリに対してのフォルダの変更を通知するといった使い方もできます。
アプリをホワイトリスト(アクセスを許可するアプリ)に追加するには「制御されたフォルダのアクセスを許可する」から許可するアプリを追加することができます。
そして、保護したいフォルダを追加するには、「保護されたフォルダ」からフォルダを追加することができます。
また、初めから登録されているフォルダ(デスクトップ、ビデオ、ピクチャー、ドキュメントなど)の変更はできません。
ローカルネットワークに共有されているフォルダに対しても保護が可能ですが、環境変数とワイルドカードのサポートは次回以降のビルドになるようです。
変更点とバグ修正点
・.NET Framework 3.5がインストールされている環境で、ビルドアップデートが失敗する問題
・特定の言語がインストールされた環境でctfmon.exeが再起動ループに陥り、スタートメニューのUWPが起動できなくなる問題
・WDSC上で、推奨事項を表示しないオプションを実装する予定
・5分間のゲームプレイ後、Alt + TABを使用すると、Mass Effect 3を含む特定のゲームがクラッシュする問題
・Office 2016で、Inkを利用するとクラッシュする問題
・「Ctrlキー+Winキー+ Cキー」を利用しカラーフィルターをオン、オフすると設定が表示される問題
・EdgeのURLバーの入力時、補完がうまくいかない問題
>既知の問題:Cortanaが入力に追い付かず結果を順不同に返す問題があります。
・ウィンドウのDPIがシステムのDPIと等しくない場合、エクスプローラのリボンが正しくスケーリングされず、ぼやける問題
・ポーランド後の環境で、X、V、Qで始まるアプリがに間違って分類される問題
・新しい「動画再生設定」ページが「アプリ」カテゴリの下に表示され、動画とバッテリーのプルダウンが正しく表示されない問題
・XAML Acrylic Brushで、アプリが中断されている間にアクリルブラシを読み込もうとするため、Mapなどの特定のアプリが一時的にクラッシュする問題
・スタートメニューが希に点滅またはちらつく問題
既知の問題
・一部の環境でエラーコード0x80070643で、ロールバックされる問題
・特定のラップトップで、電源を切った状態であった場合、バッテリー状態が更新されない問題
・インボックスアプリが「ms-resource:」のような名前で、スタートメニュー列挙される問題
>名前が問題なだけで、使用には問題ないとのことです。
・一部のUWPアプリが起動時にクラッシュする問題
・Xboxのゲームエクスペリエンスが使用できなくなることがある問題
・データの初期化を伴うPCのリカバリーができない問題
>「設定→アップデートとセキュリティ→回復→このPCを初期状態に戻す」で、すべて削除を選択し、初期化しようとすると、再起動ループに陥るので、絶対にやらないことだそうです。
・タスクマネージャーの起動時にハングすることがある問題
今回は、セキュリティーに特化したビルドになりました。しかし、私から見たらWDSCのExploit Protectionと、フォルダアクセス制御ぐらいです。WDAGは、Enterprise専用の機能なので、一般には利用できません。
最近のビルドはやたらとビルドアップデートが失敗する既知の問題があり、毎回ぶち当たります。
今回は分かりませんが、引っ掛かるのではないかと思っています。
引っ掛かったらその時対策を考えたいと思います。
また、今回も例によってビルドアップデート結果をにお知らせしたいと思います。(成功しても失敗しても)
では、また。